最近、街中を歩いていると完全ワイヤレスイヤホンを使っている人を多く見かけるようになった。
スマホで音楽を楽しむために欠かせないイヤホン。
完全ワイヤレスイヤホンが主流になってきたと感じる。
今年も各社から新製品が発売され、今が完全ワイヤレスを買うには1番良いタイミングではないかと思う。
数ある完全ワイヤレスイヤホンの中から自分好みのイヤホンを選ぶむのも難しくなってきた。
イヤホンの形状や価格も様々だ。
そんな中
「名門ブランドの高価な製品はなかなか手が出せないけど、安い無名のメーカー製品はちょっと」
と考えてる方にオススメの完全ワイヤレスイヤホンをご紹介したいと思う。
発売開始は去年の8月とちょっと古くはなるが、価格以上に音質のバランスも良く使い勝手の良いイヤホンだ。
それは、Anker soundcore Liberty Neoだ。
早速レビューしたいと思う。
Anker soundcore Liberty Neo レビュー
Anker
ガジェット好きな方はもちろん、iPhone等を持っている方は聞いたことがある名前だろう。
Ankerといえば、充電器やモバイルバッテリー等で優れた製品を多数生み出しているメーカーだ。
そのAnkerとZolo(Ankerのサブブランド)で培ったノウハウやオーディオテクノロジーを使って、手の届きやすい価格で素晴らしい音楽体験を提供するのが、Ankerのオーディオブランドの“soundcore”だ。
Liberty Neo の仕様
Liberty Neoの仕様を簡単にまとめてみた。
再生時間 | イヤホン単体 5時間 充電ケース併用 20時間 |
充電時間 | 約1.5時間 |
重量 | イヤホン単体(片方) 5g 充電ケース(イヤホン含む) 51g |
Bluetooh規格 | 5.0 |
対応コーディック | AAC / SBC |
防水規格 | IPX7 (水深1mで30分浸水しない) |
価格 | 4,999円(税込) |
第1世代のNeoとの違いはいくつかある。
まずはバッテリー。
第1世代の再生時間は、本体単体で3.5時間、充電ケースと併用して12時間だった。
第2世代は、単体で5時間(43%Up)、充電ケース併用で20時間(67%Up)と非常にたくましくなった。
次に1番気になる音質。
第1世代を持っていないので比べることはできないが、第1世代よりも低音域の量感が強化された。
Anker独自の”BassUPテクノロジー”により低音域を43%増幅させてくれる。
中高音域は第1世代のクリアな音域を保っている。
あと、防水規格がIPX5からIPX7に強化された。
IPX7は水深1mで30分浸水しないと定義されている。
天候やシーンを選ばずに使用できる。
最後に最も嬉しい違いは、性能アップにも関わらず価格が1,000円下がった事だ。
5,000円をきってさらに手を出しやすくなった。
開封
いつもの白と青のパッケージに近いが、音楽シーンをイメージした画像が側面にあったりとsoundcoreブランドのイメージを前面に出したパッケージだ。
蓋を開けると飛び込んでくるのがメタリックコーティングされた美しい充電ケースだ。
マット調も格好いいのだが、このメタリックコーティングも美しくて好みだ。
ただキズが付きやすいかもと、心配な点も。
充電ケースの下に付属品が収まっていた。
付属品
イヤーチップ | XS・S・L 各1セット Mはイヤホンに装着済み |
左右のイヤーウイング | S・M・L 各1セット |
充電ケーブル | Micro USB to Type−Aケーブル |
マニュアルなど | 使用方法・保証書 |
外観・デザイン
まずは充電ケースから。
非常にコンパクトだ。
このサイズ感だと、そのままポケットに入れてもかさばらないのでとても良い。
充電ケースのフタを開けると左右のイヤホンが入っている。
イヤホンはマグネットでくっつく仕様になっており、取り出し、収納ともにやりやすい。
充電ケース正面にある3つのLEDで、フタを開けた時にバッテリーの充電状態が表示されるようになっている。
●:バッテリー残量30%未満
●●:バッテリー残量30%〜70%
●●●:バッテリー残量70%〜100%
充電中は白点灯になる。
ケース背面に充電ポートがある。
剥き出しではなく、ゴムのカバーが付いている。
充電のたびに開けるのが煩わしいと感じる方もいると思うが、ホコリ等のゴミの侵入を防いでくれるので、個人的には嬉しいポイントだ。
ポートはMicroUSBだ。
できればTYPE−Cだと嬉しかったのだが・・
続いてイヤホン本体だ。
イヤホンはとても小ぶりでスマートだ。
dマークの部分がボタンになっており、音量調整以外の操作が可能。
ボタンはタッチセンサーではなく物理ボタンとなっている。
タッチセンサーの方が扱いやすいが、この価格だとしょうがないところかもしれない。
実際に重さを測ってみた。
片方わずか6g。(仕様だと5g)
長時間着けてても疲れることはなさそうだ。
ペアリング
充電ケースから左右のイヤホンを取り出すと、最初に左右の接続が行われ、その後ペアリングモードになる。
ペアリングモードになると、右イヤホンが速めの白点滅、左イヤホンがゆっくり目の白点滅になる。
今回はiPhone8Plusとペアリングを行った。
イヤホンがペアリングモードに入ったら、iPhoneの「設定」→「Bluetooh」をタップ。
その他のデバイスの中に“soundcore Liberty Neo“が表示されるのでタップする。
自分のデバイスの中に“soundcore Liberty Neo”が表示されればペアリング完了となる。
soundcore Liberty Neo(第2世代)は、1度ペアリングすると次からは本体をケースから取り出すだけでペアリングができる“PUSH AND GO機能“を搭載している。
これもとても嬉しい機能の1つだ。
装着
イヤピースを入れて、後ろに少しひねるとピッタリフィットする。
流石に軽いだけあって、装着感はかなり良い。
カナル型のイヤホンだが、耳への圧迫感もほとんど感じない。
ボタン操作
左右のイヤホンの“d“の部分がボタンになっている。
タッチセンサーではなく物理ボタンになっている。
音量調整以外の各種操作が可能だ。
音量調整もできれば言うことなしだが、やはりこの価格では難しいのかもしれない。
音量調整は接続した端末から行う。
ボタン操作
操作 | 動作 |
---|---|
1回押す(左右どちらか) | 再生/一時停止/受話/終話 |
1秒長押し(右) | 次の曲 |
1秒長押し(左) | 前の曲 |
1秒長押し (左右どちらか・着信時) | 着信拒否 |
1回押す(右・通話中) | 通話中、通話を保留し新規着信に応答 |
1秒長押し(右・通話中) | 保留中の通話と切り替える |
2回押す(左右どちらか) | Siriなどの音声アシスタント起動 |
音質
みなさんが1番気になる音質についてだが、あくまでも個人的な感想であることをご了承いただきたい。
実際に聞いてみて最初に思ったのは
低音が非常に効いていて、中高音域の邪魔になるような事もなくバランスの取れた感じ
だと。
音もクリアでそれなりに解像度も高く、長時間聴いていても疲れない音になっている。
ただ、音の広がり、奥行きについては若干物足りなくは感じるものの、5,000円でこの音質であればとても満足できるのではないかと。
非常にまとまった作りの良いイヤホンだと思う。
言い忘れたが、高音質コーディックのAACに対応しているので、iPhonaやiPadと使うと非常に良い音で楽しめると思う。
ただ、apt−Xには非対応なので、Androidでの動画の視聴やゲームをした場合、遅延が生じる点には注意が必要だ。
使用時にいまいち低音が聴きづらいと感じた場合は、イヤーチップのサイズが耳と合っていない可能性がある。
その際は、イヤーチップのサイズを一つ大きいものに交換してみると改善される場合があるので試して欲しい。
実際に自分もMだと低音が物足りなかったので、Lに交換したら非常に低音が良くなった。
最後に少し古い機種ではあるが、同価格帯のSoundPEATS Q32と音質を比較してみた。
Q32と比べるとLiberty Neoの方が低音もしっかり聴いていてクリアな感じを、さらに実感した。
Q32は低音が少し物足りなく、シャリシャリ感を強く感じた。
購入当初はQ32もとても良い音だと思っていたのだが、こうなると完全ワイヤレスイヤホンの進化に驚きを隠せない。
あくまでも個人的な感想なので。
まとめ Liberty Neoはとても優秀なイヤホンだった
ここまでかけ足でLiberty Neoについてみてきた。
充電ケースのサイズ感、質感ともによく、音質も各音域のバランスが良く、綺麗にまとまった作りのイヤホンだと思う。
5,000円以下でこの音質は非常に満足できるレベルである。
前モデルよりも価格は安くなり性能はアップしている点も評価したい。
「完全ワイヤレスイヤホンを使ってみたいけど、価格は押さえたものがいい」
「安くても無名のメーカーの製品はちょっと」
と思っている方には、とてもオススメできるイヤホンではないかと思う。
ぜひ手にして素敵な音楽ライフを送ってもらえたらと思う。
感想やご質問などコメントもらえたら嬉しいです!
最後に、このブログが皆さんのお役に立てたら幸いです。
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