今回は久しぶりにヘッドホンのレビューです。
レビューするのは
AmazonベストセラーになっているOneOdioのモニターヘッドホン「Studio Pro 50」
価格も5,000円弱とお手頃で評価もすっごく高い。
実際OneOdioって会社も初めて聞くのですごく気になります。
そんなモニターヘッドホンが気になっていたところ、製品をご提供いただいたのでレビューしたいと思います。
Amazonでの評価の実力はいかに!?
OneOdioはどんな会社
OneOdioって会社を初めて聞く方も多いと思います。
僕もその一人です。
製品レビューの前に簡単にご紹介。
OneOdioは10年以上オーディオ制作の経験を持つメーカー。
特徴的なのは、高品質のヘッドホンを手頃な価格で製作し、多くの人、特に若い人たちに音楽の力を共有したい思いで運営されているところ。
ヨーロッパやアジア、北米などの30か国以上の国々で高い評価を得ているそうです。
そんなOneOdioが手がけるPro-50はどんなモニターヘッドホンなのか早速みていきましょう。
OneOdio Studio Pro50 レビュー
外観・デザイン
まずはパッケージから。
黒をベースに金色で本体のイラストが描かれています。
見た感じはとても良さそう。
フタを開けると、ヘッドホンがポーチに収納された状態で梱包されてます。
中身は、ヘッドホン本体、3.5mmオーディオケーブルと6.3mm(片側3.5mm)オーディオケーブルと取扱説明書、保証カード。
取扱説明書には日本語の記載もあります。
イラスト入りで書かれているのでとても分かりやすい。
この点は評価できますね。
3.5mmオーディオケーブルは、両端とも3.5mm。長さは1.2m。
このケーブルにはリモコンとインラインマイクがついています。
ただ音量調整はできず、音楽の一時停止、再生、通話開始、終話のみとなります。
マイクについてはあまり良くはなく、おまけ程度に思っていた方がいいです。
6.3mmオーディオケーブルの片側は3.5mmとなっていてカールコードが使われています。
長さは2m。カールコードを伸ばせば3mの長さに。
付属しているポーチは、薄めで衝撃を吸収してくれるものではないけど、擦り傷などから本体を守ってくれるのでありがたいですね。
保管しておく時もホコリ被らなくていいですしね。
黒をベースに赤い刺繍が入ったシンプルなデザイン。
赤の刺繍がアクセントになって格好いいです
ヘッド部分にはOneOdioのロゴが。
全体的なデザインはまずまずってとこでしょうか。
イヤーパッドの厚みは約3cm。
とてもフカフカで長時間つけても痛くならない感じです。
イヤーパッドの内側は赤。
ちょっとわかりづらいですが「L」と「R」と刺繍されていて左右の区別がつくようになっています。
イヤーパッドの付け根にも「L」「R」の目印がありますが、回転部分なのでちょっと分かりづらいかも。
Pro-50には2種類のジャックが装着できるようになっています。
これは他のヘッドホンではあまり見かけない仕様ですね。
2つのジャックにそれぞれ違う機器を接続してミックスさせることができちゃいます。
楽器を練習するとき、片方から音楽流して、もう片方に楽器を繋いで使うことができます。
僕は楽器をやらないけど、やる人にとってはとっても便利な機能だと思います。
iPhoneなどの端末→Pro-50→他のヘッドホンと接続すれば、再生している音楽を共有するこも可能。
有線接続なのでニーズがどれくらいあるかわからないけど、二人で飛行機や新幹線など隣同士になる環境では使えそうな機能ですね。
イヤーカップの可動域がとても広いのでコンパクトに収納できます。
可動域は、縦に180度、横に90度。
でもちょっとクネクネしすぎて着ける時にちょっと手間がかかりそう。
Studio Pro-50も仕様について簡単にまとめておきます。
項目 | 内容 |
---|---|
型 | 密閉ダイナミック型 |
ドライバー | 50mm |
再生周波数 | 20-20,000Hz |
インピーダンス | 32Ω |
最大出力 | 1600mW |
感度 | 118 ± 3db |
搭載プラグ | 6.3mm / 3.5mm |
付属ケーブルタイプ | ストレートケーブル(3.5mm) カールケーブル(6.3mm) |
付属品 | ケーブル2種(6.3mm/3.5mm) キャリングポーチ 取扱説明書 保証カード |
装着
実際に装着してみました。
やっぱり可動域が広い分、少し着けづらかった。
でも着けてみると、可動域が広い分、ぴったりフィットします。
可動域の広さについては意見が分かれる所かもしれませんね。
個人的には、ぴったりフィットするのでいい方にとらえています。
第1印象は「とにかく軽い」
音質に影響するんじゃないかって言うくらい軽いんです。
ちなみに本体の重量は270g。
重くて首が疲れることはまずないと思います。
イヤーパッドとヘッドパッドも厚くてフワフワしてるので着け心地はまずまず。
長時間つけても耳や頭が痛くなるようなことはなさそう。
挟み具合もきつい感じはなく、圧迫感も感じません。
簡単にズレるようなこともなさそう。
ただこのヘッドホンに限った話ではないけど、オーバーイヤー型はこの時期やっぱり蒸れます。
この辺はしょうがないですね。
音質
1番気になる音質について。
モニターヘッドホンなので、音の位置、音域の解像度をメインでお伝えしたいと。
音質の良し悪しは個人的な感じ方に差があるので、あくまでも参考レベルで。
まずは全体的な印象から。
モニターヘッドホンらしく低音から高音までフラットに聞こえるけど、ちょっと低音域が強めに感じました。
Pro-50に使われているドライバーがダイナミック型なので、その特徴は出ていると思います。
観賞用のヘッドホンとすれば、迫力ある重低音が出てる感じです。
モニターヘッドホンとすれば、特定の音域が強調されているのはちょっとって感じです。
次に音の位置。
ある程度の臨場感は感じるけど、楽器の位置関係はちょっと把握しづらく感じます。
強めの低音が邪魔してるかもしれません。
最後に音域の解像度。
低音が少しつめですが、こもったように聞こえることはありません。
しっかり低音、中音、高音とクリアに聞き取ることができます。
価格の割にはいい方かな。
音質については、モニターヘッドに限りなく近い観賞用のヘッドホンって感じでしょうか。
価格を考えると必要十分な音質だと感じました。
最後に遮音性(ノイズアイソレーション)について少し。
装着直後は、他の密閉式のヘッドホンより外部音が聞こえるように思います。
イヤーパッドがフカフカと柔らかい分、外部音が入ってくるかもしれません。
ただ音楽を再生すると若干聞こえていた外部音もほとんど聞こえなくなります。
音を聞き分けるにはちょっと低音がきついのでイマイチかもしれません。
モニターヘッドホンとしてではなく、観賞用のヘッドホンと思えば、迫力ある低音が出ていていいかもしれませんね。
特に映画鑑賞やゲームでの利用に向いているかもしれません。
OneOdio モニターヘッドホン Studio Pro50 レビュー まとめ
本記事では、OneOdioのStudio Pro-50 モニターヘッドホンについてご紹介しました。
この製品は、Amazonでベストセラーになっているヘッドホン。
その実力はどうなのか?
個人的には、価格の割には音質もよく、質が高いヘッドホンと感じたので、ベストセラーになるのもある程度は理解できるって感じです。
ただモニターヘッドホンとしてはどうかと言われると、Pro-50はモニターヘッドホンに限りなく近い観賞用のヘッドホンになるかなと。
本格的なモニターヘッドホンをお探しの方には、ちょっとおすすめしにくい製品かも。
個人的には低音がちょっと強めに感じて、音の位置関係がイマイチ掴めなかったので。
ただ高額のモニターヘッドホンを試す前の商品としてはいいかもしれません。
1番のおすすめは、楽器練習をする人かと思います。
ミキサーを使わないで、楽器の音と音楽をミックスできるのは便利だと思います。
6.3mmケーブルも付属していて、コンパクトに収納でき持ち運びも便利ですからね。
手に取りやすい価格設定なので、気になる方はチェックしてみてください。
今日はここまで。
感想やご質問などコメントもらえたら嬉しいです!
最後に、このブログが皆さんのお役に立てたら幸いです。
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