プラチナ キュリダス 書きたい時にすぐ書けるノック式万年筆 レビュー

Stationery

普段仕事でも万年筆を使っていますが、1つだけ不便なところが。
それはボールペンの様に書きたい時にすぐ書けないところ。

ノック式のボールペンなら片手でノックしてサッと書けるけど、万年筆はキャップを外す手間がどうしてもかかります。

それなら「ボールペンにすればといいじゃないか」と言われればそれまでなのですが・・・

ただそんな万年筆も

”見た目が整った字が書けたり”
”好きなインクで味のある字が書けたり”

と、使うメリットがあってやめられないんです。

ボールペンの様に片手でノックしてサッとかける様な万年筆があればと思っていたところ、実はあるんです

ただ発売しているメーカーも国内外合わせて2社くらいと少ない。
そんな中、最近プラチナからノック式の万年筆、その名も「CURIDAS(キュリダス)」が発売されました。



価格もそれほど高くなく、色々なシーンで使えそうな万年筆です。
早速購入してみたので、レビューしてみたいと思います。

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 キュリダスってどんな万年筆

キュリダスは、プラチナから発売されたノック式の万年筆です。
片手でノックするだけでペン先が出てきて、さっと書くことができるんです。

ノック式万年筆と言えばインクが乾きやすいことが弱点でした。
インクが乾くと万年筆は使い物にならないですからね〜



キュリダスは、そんな弱点を高い機密性のあるシール機構を搭載することにより解消しました。

また書くために計算されたデザインになっています。

デザインの特徴
・ペン先が長くて筆記部分がよく見える
・細かい文字も書きやすい極細ペン先もラインナップされている
・クリップも握りの妨げにならない場所に配置されている
・クリップは着脱が可能

カラーは、プリズムクリスタル、グラファイトスモーク、アーバングリーン、アビスブルー、グランレッドの5色



好みのカラーを選ぶことができます。

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 プラチナ キュリダス レビュー

早速実物を見ていきましょう。

パッケージ



キュリダスのイラストが描かれた専用の外箱です。



パッケージを開けるとキュリダス本体が現れます。
今回はアーバングリーンを購入。
深みのあるとても綺麗なグリーンです。



中仕切りの下に取扱説明書とクリップツール(クリップを外すための工具)が入っています。
インクカートリッジ(ブルーブラック)が1本付属しています。

取扱説明書にはキュリダスの分解方法、コンバーターの使用方法、クリップの着脱方法がイラスト入りで詳しく書かれています。






初めての人でも安心して使えますね。

本体・デザイン




軸の部分は透明樹脂を使っているので、中のメカニズムが分かるようになっています。
僕の様なガジェット好きにはたまらない部分でもあります。



クリップはクロームメッキが使われており、透明樹脂によく映えてとても美しいです。
軸にはCURIDASのロゴもしっかりと印刷されています。



軸から飛び出ている部分がノック部。
ここを片手でノックするだけですぐに書けます。
まさしく「瞬間筆記」ですね。



ペン先が出てくる部分。
この中にインクが乾きにくくなってる仕組みが詰まっています。



今回はMニブ(中字)を選びました。
ペン先は細めの作りになっています。



クリップツールと呼ばれるクリップを着脱するための道具がついています。
小さいので無くさない様に注意しましょう。


キュリダスを分解してみる

キュリダスにコンバーターを着けるために分解します。
インクカートリッジを使う場合も分解が必要です。
分解する前に、各部分の名称を。



キュリダスの軸を反時計回りに回して前軸と後軸を分けます。



次にペン芯部を前軸から外します。



ペン芯部を押し込みながら溝に合わせて回し、引き抜きます。



最後にペン芯部からペン先ユニットを外します。
ペン芯部と同様に溝に合わせながら回して引き抜きます。



プラチナの公式YouTubeチャンネルにとても分かりやすい分解動画あるので、合わせて載せておきます。

インクを入れる

今回も付属のインクカートリッジは使わないで、別売のコンバーターを利用。



コンバーターは500と700に対応しています。
今回は500を使用しています。



先ほど分解したペン先ユニットにコンバーターを挿します。



入れるインクは「PARKERのQUINK」
色はブルーブラックです。



この色はとても見やすくて、最近1番使っている色。



ペン先をインクにしっかり浸してコンバーターを回してインクを入れます。
余分なインクを拭きとれば完了。

あとは分解した時の手順を逆に行って組み立てます。



ペン先ユニットにペン芯カバーを取り付け。



次に前軸を取り付け。



最後に後軸を取り付ければ組み立て完了。

組み立てて1つ気になることが。
インクの残量が少し見えにくいかなぁ〜と。

透明樹脂だと軸を外さないでもインクの残量が見える万年筆も多いのですが、キュリダスはペン芯カバーなどが着いているので見えないんです。



一般的な万年筆も軸を外さないとインク残量は確認できないから、そこまで気にはならないけど、できれば見えるとよかったなぁ〜と。

インクを入れるために分解、組み立てが必要だけど、これがプラモデルを作っている感じで、僕的にはとても楽しく感じました。

万年筆を使う楽しみに、もう1つ楽しみが増えた感じ。

ただ人によっては面倒に感じる人がいるかもしれませんが・・・・

試し書き

試し書きに使ったノートは今回も「マルマンのニーモシネ」




とっても書きやすくて、インクのにじみや裏抜けもしないので、オススメのノートです。



握り具合もなかなか良いです。

クリップが握る時に邪魔になれば外そうと思っていたけど、取り付けられている位置が絶妙で、まったく邪魔にならない。
逆にクリップがあることで、握る位置が固定され便利なくらいに感じました。



汚い字で大変お見苦しいのですが・・・・

書き心地は、Mニブってこともあり、鉄ペンのカリカリ感っていうよりはヌルヌル感に近い感じでとてもいいです。



さすがにMニブだと細かい字を書くのは厳しいので、手帳などに細かく書く人は、F(細)ニブもしくはEF(極細)ニブがいいと思います。
気になる方はぜひ実店舗での試し書きをしてくださいね。

書き心地が良いので、手帳用にもう1本欲しいくらいです。

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 プラチナ キュリダス レビュー まとめ

本記事ではプラチナのノック式万年筆 キュリダスについてご紹介しました。

キャップがなくて、片手でノックするだけ。
書きたい時にすぐ書ける


まさに瞬間筆記を体感できるとても素晴らしい万年筆だと思います。



軸の太さも丁度よく、クリップの位置も絶妙で握りやすい。
書き心地も良くて価格も7,000円(税抜)とそこまで高くはありません。

ノック式に少しが抵抗ある方、試してみたいと思っている方にオススメなノック式万年筆です。

さらにオススメポイントがもう1つ



ワイシャツのポケットに入れる時、ペン先をしまい忘れて汚れることってよくありますよね。

キュリダスはクリップの向きが普通の万年筆とは逆で、ペン先が上を向く様になっています。
ペン先をしまい忘れても汚れる心配がありません。

これを思いついた人はすごいなぁと感心しちゃいます。

とてもオススメなノック式万年筆のキュリダス。
気になる方はぜひチェックしてください。







あとはインクの乾きが気になるところ。
こちらについてはしばらく使ってみて、次回お知らせできればと思っています。

感想やご質問などコメントもらえたら嬉しいです!

最後に、このブログが皆さんのお役に立てたら幸いです。
Twitterでもいろいろとつぶやいていますので、よければフォローお願いします。

コメント

  1. はな◎ より:

    かなり気になります。早速使いたくなっちゃいました!週末文房具屋さんに行ってみます(*^-^*)

    • BearWorkssoumapapa より:

      はなさん お返事遅くなってすみません。とっても書きやすくてイイですよ。文房具屋さん行かれましたか?

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